基本理念
生命の尊さを畏れ敬い、責任と誇りをもって地域医療を担います。
病院運営の基本方針
札幌第一病院は、基本理念をもとに、次の運営方針によって、患者さまが安心して医療を受けられる環境づくりに寄与します。
■患者さまの権利を尊重し、患者さま中心の医療を提供します。
■職員はたゆまぬ研鑽を重ね、心の通った、質の高い医療・看護を提供します。
■医療の安全を確立し、皆さまに安心と満足をお届けします。
■医療連携を推進し、地域で安心して医療を受けられる環境を提供します。
■病院職員としての責任と誇りを持って、明るく健全な病院作りを目指します。
患者さまの権利憲章
当院では、患者さまと信頼関係で結ばれた「患者さま中心の医療」を行うことを目指しています。
ここに「患者さまの権利憲章」を掲げ、これを尊重いたします。
患者さまは、どなたでも平等に良質で安全な医療を受ける権利があります。
患者さまは、医療機関を自由に選択・変更する権利と、他の医師の意見（セカンドオピニオン）を求める権利があります。
患者さまは、十分な説明と情報提供を受けた上で、治療方法などを自らの意思で選択・拒否する権利があります。
患者さまは、病気の内容やその治療、検査などについて、わかりやすい言葉や方法で説明を受ける権利があります。
患者さまは、自分の診療記録の開示を求める権利があります。
患者さまは、病院内でのプライバシーを守られる権利があり、診療の過程で得られた個人情報や医療上の秘密を厳守される権利があります。
患者さまは、いかなる時にも人格的に尊厳を得る権利があります。
参照：世界医師会 患者の権利に関するリスボン宣言（1981年）
患者さまとの診療情報の共有について
診療にあたって患者さま自身の病状について知る権利を保障すること、患者さまが自身の治療へ参加すること、患者さまの診療上の責務を自覚していただくことが、診療の効果を高めるものと考えています。
そのために、診療情報を医療者側と患者さまとが共有することが重要と考え、病院側が保有・管理する患者さまの診療情報を適時に文書にいたします。
具体的には以下の取り組みを行っています。
入院患者さまには薬剤情報提供書をご参照下さい。
臨床検査のデータを必要に応じてお渡しします。ご希望の場合はお知らせください。
疾患、疾病に応じてクリティカル・パスに沿った診療を行います。
クリティカル・パスとは、入院から退院までの計画を立てたものです。患者さま用には、検査の予定や治療の内容、リハビリテーションの計画、いつ頃どのような状態になれば退院することが出来るか等を一覧表にしてご説明します。
入院時に、あるいは必要に応じて診療計画書を提示します。医療側からの説明とそれに対する患者さまの同意をいただきます。
患者さまの療養上の義務
札幌第一病院で治療を受けられる患者さまには、診療の最良の結果を求め、また、医療者とともに取り組むために、以下の義務をご承知下さい。
家族の状況、既住歴、病状の変化、現在の進行等を、正確に知らせてください。
医師の説明で、よく理解できない点を理解するまで質問してください。
合意した検査・治療方針には自ら意欲を持って取り組んでください。
病院内では規則と指示を守ってください。他の患者さまの治療、療養の妨げとなる行為は慎んでください。
